永住権に有利なスポンサーシップの現状
オーストラリアでは現在、以前と比べてスポンサーシップを貰うことはかなり厳しくなりました。
実力や仕事などのバックグラウンド次第でスポンサーシップを貰うことは不可能ではありませんが、もし、自力で永住権を取得するとなるとかなりのポイントを稼がなくてはなりません。
スポンサーなどの助けが必要ないという条件で永住権を狙うには、オーストラリアで働く上で将来有利になる分野を学び、就職することが重要なポイントとなってきます。
マイステージでは、永住権取得に関するTAFE/専門学校から大学/大学院に至るまでしっかりとカウンセリングを行い情報提供をしています。
永住権取得に有利になるスキル
日本やオーストラリアで身につけた経験とスキルを活かし、永住ビザを取得する方法が最も一般的なのですが、その中でも、オーストラリア移民局が公開している「技能職業リスト」内の職業に関わる資格を取得する事が重要なポイントと言えます。
このようなビザを取得するメリットは、雇用主のスポンサーや家族のスポンサーを貰う必要がなく、自身の努力で永住ビザを取得することが出来るということです。
専門学校や大学で永住権に有利な科目を学びながら、就職に有利なスキルを身に付け、ビザの取得を目指すというのが、最終的にオーストラリアで生き抜くための一般的な方法になります。
ポイントの積み上げの重要条件
自力で永住権を取得するには、いかにポイントを積み上げていくかが重要となります。その重要条件となるのは、やはり学歴によるポイント。
20ポイント | オーストラリアの大学、もしくはそれに準ずる教育機関での博士課程終了(最低4年就学) |
15ポイント | オーストラリアの大学、もしくはそれに準ずる教育機関での学士過程終了(3年以上) |
10ポイント | オーストラリアでディプロマもしくは職業の資格を終了 |
10ポイント | 指定された職業査定機関から認定されているその他の賞や資格を取得 |
オーストラリアで大学や大学院を卒業することにより獲得できるポイントの占める割合は高いですが、オーストラリアの大学/大学院の卒業、もしくはディプロマ取得までいかないと、永住権を取得するのはかなり厳しいものとなります。
つまり、オーストラリアでの進学は、自分で永住権を獲得するために必要な項目であるという事です。ポイントの積み上げは、他の永住権希望者も同じで、得点が高い人が優先される為、職業によって変わってきますが、70 – 75点程度のポイントを取得しないと、永住権が取得できないという可能性が高いのです。
特に高いポイントが求められる職業というのは、競争率が激しい職業になる為、オーストラリアでは、会計士、ITエンジニアなどの職種が高いポイント得られる分野となっています。
オーストラリア永住権取得に向けて
近年では確実に難しくなっている永住権の取得。それはオーストラリア政府が移民者向けの法律をどんどん改定していることが大きな理由となっています。
永住権を取れる職業の割合が減りつつ、必要英語条件やそれにまつわる費用も上がったことで、競争率も増しているというのが背景として存在しています。
だからと言って、もちろん不可能ではありませんが、実際にシェフやソーシャルワーカー、看護師として働きながらスキルを磨き、ポイントを積み上げて永住権を取得している日本人も多くいらっしゃいます。