QLDで幼稚園教諭アシスタントのボランティアをされたYTさんに体験談をいただきました!
感想・びっくりしたこと・難しく感じたことなど
1週目
Babyクラスの先生が足りていないと伺い、 アシスタントさせていただくことになりました。日本人の先生が偶然 1人いると伺っていたのですが、3人日本人の先生がおられました 。
Babyクラスでは日本人の先生と5人の子どもをみていました。
まだ言葉がほとんど出ない子どもたちと接した経験がなく、幼児に話す英 語が良く分からなかったので、コミュニケーションをとるのが少し難しかったです。
金曜日は3歳児クラスを外国人の先生と担当させていただきました。
子どもたちが色々と話してきてくれるのですが、未完成な英語、赤ち ゃん言葉、そして早く話してくるので意味を理解するのが難しかったです。
日本人の子が英語と日本語混じりで話してきたときに、言葉の未完成さに気づき、コミュニケーションの難しさを感じました。
2週目
外国人の先生と3歳児クラスを担当させていただきました。子どもたちが何をしたいのか、何をしていたのか観察することにより、コミュニケーションの問題が少なくなっていきました。
仕事内容も分かり、自分から行動できるようになっていきました。
先生がクイズを子どもたちに出すのですが、魚や動物の名前など、自分が知らない単語を子どもたちが知っていることに気づき、勉強しました。
また、外国人の先生の使う指導の英語をメモするように心がけました。
3週目
3歳児クラスを担当させていただきました。子どもたちが私のことを覚えてくれるようになりました。
折り紙の紹介、リコーダー演奏の時間をいただき、楽器の紹介、演奏、こどもたちとキラキラ星を私の演奏と一緒に歌うというアクティビティをさせていただきました。
子どもたちはとても楽しんでくれました。
折り紙では簡単な象を作り、教室に掲示していただきました。
先生がその日の新聞に私のことを記載してくれました。
4週目
オーストラリア建国記念日の前日で月曜日は子どもが少なく、Babyクラスに入りました。
3-5歳児と違い、トイレ、ごはんなど全てを手伝う必要があり、先生が忙しく、掃除・掲示物作成補助など他の仕事の多くをさせていただきました。
子どもの世話以外の仕事の多さに驚きました。
その日は、子どもたちとかかわれる時間が少なかったのですが、初日に関わった子が私のことを覚えていてくれたことが嬉しかったです。
最終日の金曜日は、まだホリデーから帰ってきていない子どもや、様々な理由で休みの子が多く、4・5歳児クラスと、いつも入らせていただいていた3歳児クラスが合同でした。
最終日なので、折り紙でメダルを作り、プレゼントしました。喜んでくれて良かったです。
お世話になったスタッフへのお礼
私をトレーニングしてくれた先生と3歳児クラスを主に担当させていただいたのですが、子どもたちとかか わる時間、アクティビティの時間などを作ってくださったことや仕事の多くを教えてい ただき本当にありがとうございました。
園長先生には、毎日どうだったかなど気にかけて声をかけていただきました 。
インターンの受け入れをはじめ、多くの学ぶ機会を与えていただきありがとうござい ました。
Babyクラスの先生には、ナッピーチェンジを見学させていただいたり、給食時の 注意など、専門的な知識を教えていただいたりしました。将来にいかしたいと考えてい ます。
英語力はどう伸ばしましたか?
外国人の先生が子どもたちに話す英語をメモするようにしました。
また、魚、動物などの単語も新たに勉強しました。
子どもたちにどのように指示や指導をすればいいのかわからないことや、コミュニケーションなどの問題を最初は感じていたのですが、ボランティアに行くにつれて子どもたちのことを知ったり、よく観察したり、指導に使う英語を学ぶことでその問題は解決できたと思います。
どんなスキルが身につきましたか?
日本での保育士資格は取得しているのですが、実技経験が少なかったので、子どもとの関わり方、指導方法など多くのことを学ぶことができました。
ナッピーチェンジの仕方、話し方、指導の仕方、様々なアクティビティなど多くの知識を得ることができました。
ボランティアを終えての感想・これからボランティアをする方へアドバイスなど
私は、語学学校を卒業し、週5日フルタイムで日本人1人という環境で仕事ができていた為、週2回のみ幼稚園ボランティアに伺わせていただいていました。
オーストラリアに滞在して2か月でこのボランティアを始め、自分の英語が未熟であり、保育の実技経験も少ない中で、ボランティアでありながらも指導者の立場で現地の子どもと関わることは、コミュニケーションなど難しいと思う点が最初は多くありましたが、子どもたちと向き合っていく中で理解できるようになっていき、本当に心から楽しんでボランティアに行くようになりました。
日常会話では普段はあまり困ることがなかったのですが、指示をするとき、喧嘩の中に入り、指導をするとき、絵本を読むときに特に難しさを感じました。
主に3歳児クラスに入っていたのですが、子どもたちはいろいろなことに興味をもち、取り組み、また、先生が恐竜になって!、バタフライになって!と指示すると本気でなりきる姿がとてもかわいく感じました。日本からは、折り紙やリコーダーを持参しました。
折り紙は、事前に紹介のためにコアラなど様々な見本を用意しました。
リコーダーを持参したのは、普段、学童保育で教えていて、日本の子どもは小学生で学ぶので、日本の文化の一つではないかと考えたからです。
毎日幼稚園で様々なことを学び、子どもたちからさまざまな学びや喜びを与えてもらうなかで、自分も何か与えられるものがあればと考え、このアクティビティを企画しました。
折り紙は3歳児にはまだ難しいところもありましたが、手助けをしたら大丈夫でした。リコーダーは、アナ雪など有名な曲や、キラキラ星など一緒に歌える曲を吹くととても喜んでくれました。
たった1か月という短い間でしたが、まだBabyクラスの子でも私のことを覚えてくれ、3歳児クラスでは取り合いをしてもらえるほどの関係を築くことができました。
オーストラリアの保育は子どもの意見を尊重した活動が多く、そのような保育について学べたことや、多国籍の国であるので、色々な国の子どもと関わることが出来たことは本当に良い経験となりました。