【インターンシップ決めた理由】 私は日本の大学の交換留学制度を利用してパースの西オーストラリア大学に1年間、環境学を勉強しに行っていました。 3か月間の夏休みが学期間にあり、英語環境下で働いてビジネス英語を学びたい、オーストラリアでの仕事環境を知りたいと思ったのがきっかけです。 日本で塾講師をしていて、教育機関での仕事に特に興味があったため、専門学校で働くことに決めました。 【インターンシップ先が決まるまで】 MyStageさんに電話をして、インターンシップをしたという旨を伝えました。 その後は、インターンシップ先が決まるまでLINEを通して親密に相談に乗ってくれたり、何度も電話での質問にも対応して頂きました。 すごくフランクに対応して頂いて、こちらもリラックスした状態でインターンシップを決めることができました。 専門学校でインターンシップ前に面談があったのですが、その際にも事前にMy Stageで実際に面接練習をしてくれたりとフォローアップも充実していました。 3か月間という企業インターンシップにしては比較的、短い期間であったものの無事、インターンシップ先を希望していた期間内で見つけることができました。 【仕事内容】 初めの1か月半くらいは会社のシステムに慣れるためにペーパーワークを中心に働いていました。 生徒の書類の整理であったり、与えてもらった色んな仕事をMicrosoftのExcel、WordやAdobeのPhotoshopなどを用いて行っていました。 仕事の内容の説明や書類ももちろん英語で、仕事上の相談や社員の方とのおしゃべりも英語を話して行うので、英語で働くことにすぐに慣れることができました。 日本だと黙々と仕事を行うイメージですが、向こうでは雑談を含めたコミュニケーションを取りながら仕事を行うのでかなりの時間は喋っていたと思います。 その後、電話対応や受付もやってみたいと話していたので、受付をメインに働くことになりました。 業務内容としては多岐に渡りますが、生徒の対応(時間割、コース決め、授業料の手続き、雑談←)、電話対応、エージェントの方や先生の対応、メールの返信、合格証明書の発行、オンラインテキストのリリース、生徒の出席管理などです(多すぎて書き切れない…)。 こちらの業務に移った時は生徒や先生、エージェントの方とうまく英語でコミュニケーションが取れるかという心配で押しつぶされそうになったのですが、社員の方が優しく丁寧に教えてくれて、ミスをしても大丈夫などと励ましてくれたおかげでそこまでプレッシャーを感じることはありませんでした。 一番、苦労したのは電話対応で音からのみの情報で話の流れなく、様々な質問が来るため、初めの方は特に電話が鳴るたびに胸が押し付けられる思いをしていました。 ただ、エージェントの方の電話が多くそういった方は英語がうまく喋れない、聞き取れないといった人の対応に慣れているため、聞き返しても快く応じてくれました。 生徒への対応も始めのころは詰まり詰まりの英語で対応していたのですが、3か月くらいして慣れてくるとスラスラと詰まることなく英語で説明などもできるようになり、冗談や雑談を交えながら楽しんで話すことができました。 時々、この際はこういうべきだよといったビジネス英語のアドバイスも頂けて勉強になりました。 また、メール対応に関してもビジネス英語が必要であるため、過去のメールを自分でチェックしてよく使う言い回しもメモしておいて使ったり、社員の方にメールを添削してもらったりと知識を増やしていきました。 ペーパーワークをしていた際に増して一層、英語を聞いたり話したりする時間が増え、英語力を大幅にアップできたと実感しています。 最後の方には、新しく入ってきた方に仕事業務の指導をすることもあり、その際にはスラスラと仕事の説明をする自分自身に驚きました。 【社内の雰囲気】 職場はすごく明るくて笑いが絶えないような雰囲気でした。服装はオフィスカジュアルで、ネイルとかピアスとかなんでもありでした(笑) 社員の方はアジア系の方からヨーロッパ系の方まで様々で、先生もオージーの方からヨーロッパ、アジア系まで多種多様で、多民族国家のオーストラリアを感じるメンバーでした。仕事中もお菓子を摘まんだり、コーヒーが飲み放題だったり、日本だったらおしゃべりしすぎじゃないかと思うくらいみんなおしゃべりをしていて楽しい職場環境でした。 喋るのが好きな人が多く、色んな人が話しかけてくれて、僕もよく雑談をしていました。誕生日の方がいたらケーキを用意して、バースデーソングを歌うといった風習もありました。 僕も祝ってもらいました(笑)お昼ご飯の際は、社員の方と喋りながらご飯を食べていました。仲が良く、一緒に飲みに行ったり、土日に集まることもあり、すぐ会社の一員として楽しく働けるようになりました。 残業を強いられることもないですし、日本の会社とはかなり雰囲気が違うなと思うことは多々ありました。 生徒も色んな国から色んな年代の人が来ていて、その人たちと話すことも楽しみの一つでした。 中には日本に住んでいたり、日本語を勉強していた人もいて盛り上がることもありました。 【苦労、工夫、学んだこと】 一番、苦労したことはやはり英語です。読むこと、Face to Faceでのヒアリングに関してはそこまで苦労しませんでしたが、電話でのヒアリングには苦労しました。 よくある質問やフレーズに関しては自分で一覧表や樹形図を作ったりして対応していました。ライティングは普通の文章ならそれほど問題なく書けていたのですが、ビジネス英語を使った正確で分かりやすい文章を書くのは容易ではありませんでした。スピーキングは言うまでもなく、四苦八苦していました。 このように大変なことはたくさんありましたが、その分、英語の上達はすごくできたなと実感しています。 また、ビジネス英語は実際に働いてみないと触れることは難しいと思うので、この7か月間、ビジネス英語を学べたことは大きな自信に繋がりました。 他にも働くという環境が日本で見てきた、“黙々と働き、上下関係に厳しい”といったようなものとは対照的で初めは抵抗を感じました。 しかし、働いていくうちにただの雑談のようなものも仕事を行う上で重要な時間であり、働きやすい環境を作っているなと感じました。 やってくる生徒も日本のように真面目でしっかりと授業に来るような人ばかりではなく、日本では考えられないような問題が起こることもしばしばありました。 カルチャーショックを感じるとともに、相手を理解しようと努めることで自分自身の視野も広がり、様々な状況に対応できる能力が付いたと思います。 元々は無給インターンシップとして働いていたのですが、初めて2週間後に僕の仕事が評価されて有給インターンシップになりました。 社員の方たちにも、High Performanceだと言ってもらえました。 さらに大学の夏休み期間中の3か月のみ働く予定でしたが、大学が始まった後も働いてくれないかということで週15時間ほど大学の合間を縫って働くことになりました。 まさかこんなにお世話になるとは初めは思っていませんでしたが、7か月間働かせてもらい、ここでしかできない経験をして大きく成長できたなと感じています。 […]