大学生に人気の留学
近年日本の学生の間でも大学を一定期間休学して海外へ留学をする「休学留学」、「認定留学」などに注目が集まっています。背景としては留学のために休学をすることが就職活動に不利に働かない時代となり、むしろ学生の間に自ら海外へとチャレンジすることがプラスに受け入れられるようになった点が大きいと言えるでしょう。また半年~1年の海外生活を通して得られる経験はかけがえのないもので、学力の部分はもちろんの事、「自立する」という点でも大いに成長のできる経験となります。
留学の種類
休学留学
休学留学とは、大学を一定期間休学し、その間に海外へ留学して様々な経験を得る事です。大学の休学は学期単位で休める制度で、基本的には半年単位で利用することができ、最大4年間の休学が可能です。休学した期間の単位は復帰後に取得する必要があり、その分同級生より卒業は遅れることになります。また、休学中でも「休学費用」が必要になることがあります。認定留学とは異なり、自由なプランを組むことが可能で、例えば語学学校とインターンシップなどの組み合わせもできます。
認定留学
認定留学とは、留学先で大学が認定したコースやプログラムを受ける事で単位取得ができ、その間の休学が必要ない制度です。本来は大学の提携校への留学をすることで単位の取得ができるとされていましたが、大学側が留学の内容を単位取得に相当すると認めれば提携校以外への留学も可能で、近年では幅広い留学が認定されています。また、夏休みや春休みの短期留学でも単位の取得ができる場合もあります。認定留学の大きな利点は、休学が必要ないため大学を4年で卒業することができる点ですが、単位が取得できない場合は留年することもあります。
休学ワーホリ
休学ワーホリとは、大学を1年間休学しその間ワーキングホリデービザを取得して海外へ留学することです。学生ビザや観光ビザと異なるのは実際に現地でアルバイトなどをして勤務経験を得ることがでる点で、その収入を留学中の滞在費用に充てることも可能です。ワーキングホリデーは学校に通う事も働くことも自由に選択できるので、さらに幅広い経験をすることができます。
大学在学中に留学することのメリット
一生に一度の「新卒採用」を活かした就職活動はこの時期でしか得られるものではなく、その後の社会人人生にも大きく左右するものです。就職した後にやっぱり留学がしたいとなると、せっかく就職した会社を辞めざるを得ない場合がほとんどで、その後の就職活動は「新卒」ではなくなります。後悔の無い社会人生活を送る上でも、学生の間に留学することはとても大切と言えます。
海外ですべての時間を英語に囲まれて生活をするため、必然的に英語力が向上します。特に日本では難しいとされているスピーキングとリスニングを飛躍的に伸ばすことができるのは、留学しているからこその強みと言えるでしょう。
留学先では異文化の中で生活することになります。言語だけではなく、文化や風習、習慣などが異なる中で授業を受けたり働いてみたりすることで、日本との違いや国際的な物の捉え方などに触れ、グローバルな視点を身につけることができるでしょう。
留学先では様々な国籍やバックグラウンドの人達と一緒に授業を受けたり共同生活をしたりと、日本ではなかなか得難い経験をすることになります。その中で得た経験、語学力、コミュニケーション能力や自立心、自信はその後の就職活動に大いに活用できるはずです。
留学先では国籍に関わらず、年齢や職業なども異なる人たちとの出会いの機会がとても多くなります。普段では出会わないような人と知り合ったり交流したりすることで、グローバルな人脈や交友関係を広めることができるでしょう。
留学プランの例
語学学校プラン
英語力に自信のない方、英語力を集中して伸ばしたい方にオススメのプラン。語学学校は1週間~の短期でも可能で、コースも一般英語の他にビジネス英語に特化したコースやIELTS、ケンブリッジコース、TOEICコース、日本語教師養成講座やTESOLなど様々で、学びたいコースを選択することができます。
※コースによっては最低週数が決まっています。
インターンシッププラン
通常1~3ヶ月のインターンシップまたはボランティアで、現地企業や現地の教育機関での実務経験を得る事ができます。最低限の英語力は必要となりますが、実際にローカルの環境で働くことでネイティブが使っている英語を実践的に学ぶことができます。また英語環境での実務経験は、その後グローバル企業への就職を目指す方にはとても役立つ経験となります。
語学学校+インターンシッププラン
インターンシップをしたいけれど英語力が少し心配な方は、最初に数週間~数ヶ月語学学校に通い、英語力の基礎を伸ばしてからインターンシップに参加することが可能です。最初に語学学校に通う事でインターンシップが始まる前に現地での生活に慣れたり友人を作って英語に慣れる事も可能です。
有給インターンシッププラン
ワーキングホリデーを取得した方にオススメのプランです。インターンシップと言う名称ですが、有給としての採用となるため収入を得ることができます。加えてホテルでの実務経験、実践的な英語を伸ばしていくことが可能となります。期間は3~6ヶ月で、その間に多くの貯金をする方も多いです。
語学学校+有給インターンシッププラン
有給インターンシップはすぐに働ける反面、即戦力を求められるため最低でも中級レベルの英語力が必要です。その為、英語力に自信のない方は最初に1~3ヶ月ほど語学学校に通い、英語力をある程度伸ばしてから有給インターンシップに参加することができます。
有給インターンシップ+無給インターンシッププラン
有給インターンシップはホスピタリティのみとなります。その為、ワーキングホリデービザをお持ちで、有給でも働いてみたいけどオフィスやその他の業種でのインターンシップもしてみたいという方はこちらのプランがオススメです。有給インターンシップで資金を貯めつつ英語力を伸ばし、その後さらに幅広い業種でのハイレベルなインターンシップが可能です。