ホームステイを選ぶ理由
ホームステイを検討している方にお伝えしたいホームステイの裏側をお話ししていこうと思います。
実際ホームステイを考えている方は、“英語力をできるだけ早く伸ばしたい”、“現地で知り合いがいないからホストファミリーがいたら安心”、“現地の生活に慣れるまではホームステイの方が安全”等とお考えの方が多いです。
こういった様々な理由でホームステイを選ぶことは、私たちホストファミリーをご紹介する留学エージェントとしてはホームステイをお勧めしたい理由です。
ですが、“ホームステイを選んで失敗した”とならないためにも、ホームステイをするにあたって他にも知っておいた方がいい事が沢山あります。
やはり一緒に生活を共にしていく家族になるわけですから、見知らぬ人といきなり私生活を送るのは誰にとっても簡単な事ではないという点です。
ホームステイの心構え
POINT 1. ホームステイはホテルではありません。
■ホームステイはホテルではなく、実際に現地で生活している家庭に受け入れをしてもらい生活する事です。
ホストファミリーにとって、留学生、まして英語もままならない生徒を受け入れることは、簡単なことではありません。
逆に自分が日本で留学生を受け入れたと想像してみてください。
簡単なことを伝えるのも時間がかかり、生活文化も違う生徒が同じ屋根の下で生活をともにするわけです。
留学生もホームステイに合わせるのは大変だと思いますが、ホストファミリーにとってもかなりの労力が必要です。
文化の違いなどを含め、お互いに理解し合わなければ楽しいホームステイ生活はまず難しいです。
暖かい気持ちで受け入れをしてくれているホストファミリーの気持ちもおかまいなしに、要求ばかり多くなってしまうとホストファミリー側の不満も増えてしまうでしょう。
また、生徒さんの中で「明日から家を出るのでお金を返して欲しい。」と家庭に要求する生徒が稀にいるようです。
あなたをホームステイに受け入れるために、ホストファミリーが労力を費やしていること、一人を受け入れる為に家族の方みんなが生活を変えていること等、考慮するべきところは沢山あるのです。
ホームステイで滞在する人にとっては、“こっちがお金を払っているのに”と思われる方もいるようですが、だからと言って決して身勝手なわがままが許されるわけではないのです。
ホストファミリーの日常の生活の中にあなたが入っていく立場であるという事を忘れないでください。
もちろん問題のあるホストファミリーが全くないとは言えませんし、人間ですから相性の問題もあります。
育った場所や文化が全く違うのですから、多少の不満というのはつきものだと思っておいた方がいいでしょう。
せっかくのホームステイを台無しにする可能性はホームステイ側だけでなく、生徒側にもあるという事です。
感謝の気持ちで相手を尊重し過ごしたらきっといい思い出がいっぱいできることでしょう。
POINT 2. ホームステイは現地の人々の日常生活を体験することです
■例えば日本での生活を想像してみてください。
ホームステイはホストファミリーと日常生活を共にするということが基本で、毎週末のようにどこかに連れて行ってもらうというのがホームステイというわけではありません。
もちろん、時には買い物やイベントなどに一緒に連れて行ってくれたりすることもあるかもしれません。
ただ過剰な期待があるとホストファミリーの日常生活との間に期待と現実のギャップが生じてしまうことがあります。
生徒さんにとっては一生に一度に近い、一大イベントですが、ホストファミリーにとっては普段の生活に日本からゲストが一人加わったという感覚なのです。
食事の支度を一緒にしたり、お手伝いも自分から声をかけて積極的にするよう心がけましょう。
ホストファミリーとの接点も増える事で、お互いに過ごしやすくなります。一緒に掃除をしたり、芝刈りをしたり、お皿洗いするのもいい思い出になると思います。
もちろん、居候でもないので気を使いすぎる必要はありませんが、自分の家と思って協力しあって過ごすことが大切です。
最初は文化や言葉の違いに戸惑うこともあるかもしれませんが、知らない人同士が一緒に生活を始めるのですから できるだけコミュニケーションをとり、お互いを尊重できれば大丈夫です。
日本人は黙っていても配慮してくれると思っていることが少なくありません。
欧米人ははっきり物事を言う習慣があると思っている方も多いですが、実際、欧米人だからと言って言いたいことをズバズバいう習慣はありません。伝えたい事は伝えても構いませんが、言い方を気を付けなければなりません。
友達同士でも家族でも、“~Please”、”May I~ “、”Thank you”等、しっかりと使うのはどこで誰といても基本的な事ですので、こういったコミュニケーションも英語の上達に繋がる大切なポイントです。
POINT 3.オーストラリアの文化を理解しましょう
■ホームステイの目的は文化交流です。日本では馴染みのない考え方や常識、マナーもあります。
オーストラリアに来ると決めた以上、その国の文化や習慣を受け入れる必要もあり、これを知ることがオーストラリアで生活を送る意義でもあるのではないでしょうか。
便利で楽な生活を望まれるのなら日本にいた方がいいでしょう。
カルチャーショックを少しでも軽減するためにも、あらかじめ文化や習慣の違いを把握しておきましょう。オーストラリアではあなたが外国人です。
POINT 4. オーストラリアは移民の国です
■オーストラリアは移民の国として世界でも有名で、世界各地から様々な人種の人々が集まっています。
欧米からの移民に限らず、アジアや南米、アフリカ、アラブからの移民も非常に多いですし、セカンドジェネレーションとしてオーストラリアで生まれ育った方もいれば、移民して数十年という方もいます。
そうした方も全てオーストラリア人ですので、ホストファミリーは白人だけと思っている人がいれば、誤解なのでまずこの認識を訂正してください。
このため、もともと英語のネイティブスピーカーでない家庭や、ホストマザーかファーザーのどちらかのみネイティブといった場合も多くあります。
ただし、生徒とのコミュニケーションは当然英語になります。仮にネイティブでなくても、長きに渡って英語を学び英語圏で生活してきた人々も多くいます。
オーストラリアの第一言語は英語ですが、移民大国ならではの、オーストラリア以外の国の文化や言語がオーストラリアでの生活で身近に感じる場合もあるのです。
厳しい言い方ですが、コミュニケーションが上手くとれないのをアクセントのせいにはできません。グローバル世界となった今は英語はもはや、アメリカやイギリスなどの英語だけが英語ではないのです。
本当の意味でのグローバル人はどんな国のアクセントの英語でも通じる英語です。ホストファミリーは学校でも先生でもありません。
ネイティブでも文法の質問をしても答えられないことが多いです。日本人だからと言って、日本語の文法はわからないですよね。細かい発音や文法は学校で教えてもらいましょう。
厳選したホームステイのみをご紹介
マイステージでは過去に評判のよかったホームステイのみを厳選してご紹介しております。
毎回、際に滞在した方にフィードバックをお聞きして、問題がないか確認をしておりますので、ご安心頂けます。
ですが、上記のホームステイのメリットやデメリットをしっかりと踏まえたうえでホームステイをお申込することをお勧めします。
到着後すぐに滞在先を見つけるのは難しいので、一時滞在先として割り切り1ヶ月ほどの申し込みにし、早い時期にお部屋を見つけることをおすすめしています。
マイステージでは留学やインターンシップなどとのパッケージはもちろん、ホームステイのみでもご紹介しています。