3回目のインターンシップで更に濃い経験を得ることができた HDさん
<プログラム参加の理由>
ワーホリビザが終わり学生ビザを取得して一週間が経ち、その頃はちょうど年末近くだったため学校は8週間のホリデーに入ってしまいました。
この時間を無駄にしたくないと思い、以前インターシップを良い条件で紹介してもらったので、MyStageへ相談をしました。
8週間の短期間でも参加できるとOKをもらい、クィーンズランドにあるDunk Islandに飛びました。
<ダンク島での生活はどうでしたか?>
Dunk Islandは、ケアンズから南にバスで2時間下ったところにあるMisson Beachからフェリーで20分くらい先にあります。
到着してしばらくは、雨季のせいで雨が続き部屋にこもることになってしまいました。
すぐに雨季は明け、天気の良い時期が毎日続くようになりました。
水上スキーをしたりブッシュウォーキングで山の頂上に登り、オージー達と飲み会を繰り広げました。
大勢で楽しく飲んで騒ぐことなどを通して、友達関係を築くことができたと思います。
<職場環境について>
オーストラリアのホテルでは、キッチンハンドのことを「キッチンステュワード」と言うのですが、僕がこの仕事に就いたのは3回目でした。
ワーホリ時代にもMyStageのインターンシップに2度参加し、その時もそれぞれキッチンスチュワードに就きました。
3回目ということもあり、今回のホテル独特の仕事のやり方があったものの、過去の経験を生かしてすぐに慣れることができました。
仕事環境はスタッフの90%以上がオージーだったので、あまりのオージーの多さにまるでオーストラリアの学校に転校してきた外国人新入生のような気分になりました。
今回のインターンシップは、日本人ゼロという場所でした。日本人が珍しいのか、歩いているだけでいろいろなオージーに声をかけられることもありました。
3回目のインターンシップでも、その環境にはさすがに最初は戸惑いもありましたが、街の人たちが皆親切だったこともあって次第に慣れ、日本の文化や食などについて興味のある人でもない人でも気軽に声をかけてくれていることに楽しさも覚えるようになりました。
<滞在先などについて>
今回のホテルでは、スタッフミールやアコモデーションもあり、気軽に時が経つのを忘れるかのようにのんびりと楽しく過ごすことができました。
ケアンズからそれほど遠くない場所だったので、休みの時にはケアンズまで行き、アジアンフードを食べ、またホテルのある島へ戻るとオージー生活に浸かることができるのでとても快適な環境で、おもしろい経験もたくさんできたと思います。
<英語の伸びについて>
僕はやはり日本人なので、自分の英語力が気になり話すことにためらいを感じたこともありましたが、オージーは綺麗な英語を淡々と話すことよりも、下手な英語でもコミュニケーションをとろうという姿勢でいることを僕に望んでいるということが段々と分かってきました。
もちろん、英語力があるに越したことはありません。でも、一人の人間として周りの皆に接しようという姿勢を持って挑戦し、行動することが一番大切だと心底お思うことができる経験をしたと思います。そして、以前よりもオーストラリアというものを理解できたような気がします。
そうは言っても、国民性の違いがあるので理解し難いこともありました。意見が食い違うことで口論したことも多々あり、喧嘩もしましたが、お互いについて「こういものだ」と話をし、納得し、時には妥協もし、と苦労をすることもたくさんありましたが、これもまた良い経験と思い出になりました。
<インターンシップで学んだこと>
ある日、同僚との会話の中で、メルボルン出身のオージーと他都市出身のオージーがお互いの出身地について比較する話をしていました。
日本でもよくある会話ですが、それぞれの都市の人がそれぞれの都市に土地意識やプライドのようなものを強く持っていることが分かり、オーストラリアでもそういう意識や考えがあるんだなと、ちょっと意外で驚いてしまうことがありました。
オージー社会は日本とは違う点があり、まじめに黙々と仕事をすることよりもコミュニケーションをとても大切にする傾向があり、手をおろそかにしてでも会話やコミュニケーションを優先させなければいけない様子も時折見ることができました。
3回目のインターンシップでしたが、今回は今までよりも内容が濃く、充実していたと思っています。
それは、一緒にお酒を飲み大いに楽しむこともあれば、仕事では理解を深めるために喧嘩までし、より良い関係を築こうとお互いが努力をしていたことを感じていたからです。
今思い返しても、本当にあっという間の8週間だったけれども、本当に充実した時間を過ごせたと思います。
これまで2回のインターンシップ、そして今回の内容の濃いインターンシップのおかげで、僕はいろいろなスキルと大きな経験を得ることができ、僕はシドニーのローカルホテルで仕事を得ることができたからです。
大変なことも辛いことも色々ありましたが、初めてインターンシップに行った時には予期していなかった結果を手に入れることができました。
これが、僕のインターンシップの採集結果です。