私は3ヶ月間、バヌアツにてホテルインターンシップを経験しました。
不安と緊張でいっぱいでしたが、とにかくスタッフがとても明るくフレンドリーな方が多かったので、緊張もほぐれその場の雰囲気に溶け込めることができました。特に一番初めに配属されたランドリーとハウスキーピング部門はインターンでは私が初めてだったようでとても歓迎されました。
基本的に英語をみなさん話すことができますが、中には現地語のビスラマ語だけで話してくるスタッフもいれば、フレンチが得意なスタッフもいます。ですが話す英語もゆっくり話してくれることが多いので、分かりやすいです。
労働時間は週6日の計44時間がバヌアツの基本的な時間ですが、インターン生は土曜日の半日仕事をするか、土曜日も日曜日も休みをとるか選べました。部門によって朝勤務の時もあれば午後勤務もありました。空いている時間はゆったり自分の時間を過ごしたり、現地に住んでいる日本人の方やマネージャーやスタッフたちとご飯を食べに行ったり海やプールに行きました。
仕事の内容としましては、Food&Beverageでは朝食準備や提供、会議室の準備やCoffee Timeでのドリンク提供、プールサイドバーでの昼食・夕食提供です。ホテルには週3回BBQnightがあり、その際はカルチャーダンスを見ることができ、非常に迫力があったのを憶えています。さらに最後の1週間はバーテンダーとしてカクテル作りもさせていただきました。
次のReceptionではチェックイン・アウト業務、電話対応、チェックイン予定のお部屋の最終チェックなど、それまでより重要な仕事を任せてもらいました。電話対応で自分が想像していた以上に難しかったです。予期せぬ質問が次々と出てきました。
休日にはマーケットや街の散策・島内1周ツアーやビーチなどに行っていました。
現地にはODA(政府開発機構)やJICAで来られている日本人もわりといるので、その方たちと関わることも少なくありません。平日はヨガやカバ(こちらの伝統的なお酒のような飲み物で町にはこのカババーがたくさんあります。仕事終わりに皆さんここに寄るのが楽しみだそうです。)に行ったり、週末はテニスやゴルフをしたり、近くのビーチや他のホテルのプールに行ったりします。お酒が好きな方も多いので、ここに来てからお酒を飲む機会が増えました。
私がインターンに行く前はバヌアツの存在自体ほとんど知りませんでした。行くことに迷いも正直ありましたが、このインターンの3ヶ月はとても濃い期間でした。バヌアツはじめ、フィジーやニューカレドニア、パプアニューギニアなどのを含めてメラネシアン領域と呼ぶそうですがその中でもバヌアツは治安も良く、フレンドリーな方が多いように思います。生活全体もシンプルで、村全体がひとつの家族といった感じです。一人ひとりと触れることで心の温かさを何度も感じました。
無給インターンではありますが、もし迷っておられる方がいましたらぜひバヌアツに来て見られることをお勧めします。オーストラリアのワーホリとはまた違う毎日を体験できると思います。